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【クルマ人】ライバル車より「特長ない」とは言わせない! 豊田社長肝いり「レクサスGS」

ニュースカテゴリ:企業の自動車

【クルマ人】ライバル車より「特長ない」とは言わせない! 豊田社長肝いり「レクサスGS」

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 6年半ぶりフルモデルチェンジしたトヨタ自動車の「レクサスGS」。豊田章男社長の肝いりというコーナーリングの安定性を高めるなど走りをグレードアップ。デザインでは、レクサスブランドの新しい顔になる「スピンドル(糸車)グリル」を採用した。発売から1カ月の受注が月間販売目標の10倍の6000台に達し出足は絶好調。開発責任者であるレクサス本部の金森善彦チーフエンジニアに聞いた。

 ――新型GSのセールスポイントは

 「3つある。デザインと走行性能、そしてハイブリッドシステムだ。レクサスブランドの車は、『アウディ』『メルセデス・ベンツ』『BMW』などライバルのドイツの高級車に比べ、『これはという特長がない』といわれてきた。今回のGSを皮切りに、一目でレクサスだと分かるフロントグリルデザインとして、台形を上下に2つ合わせたスピンドル型を採用した。押し出しの強さを表現し、高級ブランドの中で埋没することがなくなったと思っている。レクサスブランドの車は、フルモデルチェンジのタイミングでスピンドルグリルを採用していくことになる」

 ――走行性能の改良は

 「レクサスの『LS』が、社用車中心なのに対し、GSは9割がオーナードライバーだ。グランドツーリングセダンを表すGSの名にふさわしく、運転の楽しさが大切だ。走行時のしなりを減らし、ハンドル操作やアクセルの反応、ブレーキのフィーリングを機敏にした。社長に開発の途中でテストしてもらった際に、コーナーリングが『しっくりこない』とだめ出しをされた。そこで車体に使う鋼板を厚くしたり、鋼板の溶接面を増やすなどの改善を行い剛性を高めるなど、安定性のある走りの実現に力を入れた」

 ――改良への豊田社長の反応は

 「社長が問題にしていたのは、『コーナーリングが不安定で、アクセルが踏み込めない』ということだった。改良により、ハンドルを切ると、ピタッと決まるようになった。改良後に試乗した社長も『コーナーでも(アクセル)全開でいけるようになった』と、合格点をくれた」

 ――HVシステムの改善は

 「先代モデルのHVは加速感がないなど、いい評価をもらえなかった。新型ではモーター制御で、加速性能を引き上げている。しかも、JC08モードでガソリン1リットル当たり18・2キロと従来モデルよりも40%の燃費改善を実現した。このクラスで最も燃費性能に優れる日産自動車の『フーガHV』を上回る水準だ」

 ――車内も広くなった

 「GSは、トヨタブランドだった『アリスト』の流れをくむFR(後輪駆動)セダンだが、先代は室内空間の狭さが問題だった。新型は大人4人が高速道路でのロングドライブでも快適にすごせるように改良した。車高も30ミリあげ、圧迫感をなくした。ユーザー層は先代までは50歳代以上が中心だったが、新型では、40代の知的富裕層のユーザーを増やしたい」

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