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三菱自「エクリプス」24年の歴史に幕 米国生産中止、販売も年内終了
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スポーツ車「エクリプス」 三菱自動車は11日、逆輸入車として国内でも一時期人気となった北米専用モデルのスポーツ車「エクリプス」の米国生産を中止したことを明らかにした。
販売活動も年内に終了する。米国工場ではエクリプスだけでなく北米専用モデル4車種の現地生産をすべてやめており、世界戦略車のSUV(スポーツ用多目的車)の生産を始めた。エクリプスは国内販売も6年前にやめており、24年間の歴史に幕を閉じる。
エクリプスは1989年、米クライスラーとの合弁工場(イリノイ州)で生産を開始。同年の米最優秀デザイン賞に輝くなど話題となった。
ただ、「低燃費化などの全面改良しなかった」(同社幹部)ことなどから、エクリプスなど北米専用4車種は販売が低迷。
現在は三菱自の自社工場となっているイリノイ工場の生産能力は年5万台だが、2011年度の稼働率は6割程度まで落ち込んでいた。
今回、米国専用モデルの展開を諦め、円高対策もあって日本から輸出していたSUV「アウトランダースポーツ(日本名RVR)」の現地生産を始めた。
同工場で生産したSUVは米国販売だけでなく、ロシアや中南米、中東にも輸出し、将来的には年産能力を7万台規模に引き上げる考え。
同社はまた、今年3月からタイで生産を始めた世界戦略小型車「ミラージュ」の米国販売も視野に入れている。