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親子孫3代で楽しむ職業体験 新感覚テーマパーク「カンドゥーカフェ」
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コロンビアの1号店でファッションショーを体験する子供たち 親子で職業体験が楽しめるテーマパーク「カンドゥーカフェ」が、早ければ今年末にも、千葉市の「イオンモール幕張新都心店」内にオープンする。日本での開発と運営を手がける「カンドゥージャパン」(東京都中央区)の越純一郎社長は「職業体験と食事を通じて、親・子・孫の3代が時間を共有し、心から楽しめる新しい形のテーマパークにしたい」と意気込んでいる。
カンドゥーカフェは、子供向けの職業体験型テーマパーク「キッザニア」の創設にも関わったドリーム・カム・トゥルーアーズ(略称DCT)のルイス・ラレスゴイチ氏が基本コンセプトを開発し、昨年1月にコロンビアのボゴダに1号店をオープンした。
「ベニュー」と呼ばれるロールプレーイング(仕事の疑似体験)ができるパビリオンと、レストランを融合させたテーマパークだ。「キッザニア」が子供たちだけで職業を体験させるコンセプトであるのに対し、「カンドゥーカフェ」は親子で体験し、時間を共有することでコミュニケーションを深めてもらう狙い。
また、レストランのスペースを大きく取り、パーク中央には「こどもの食生活提案型カフェ」も併設する予定で、「食育」もテーマにしているのが特徴だ。越社長は「親子の笑顔と子供の学びがテーマ。キッザニアより、肩の力を抜いて楽しめるように工夫しており、おじいちゃん、おばあちゃんが孫と一緒に参加してもらえればうれしい」と話す。
面積は約2500平方メートル。職業体験を提供するベニュー数は30前後。具体的には、警察署、銀行、飛行機、劇場、ファッションショーなどを計画している。レストランスペースの席数は、カフェ、VIPラウンジを含めて300席以上の見込み。入場料は1千円前後の水準を予定している。対象は3~15歳の子供と保護者。年間40万人の来場者数を想定している。
越社長の構想によると、親子の職業体験は「働くことの楽しさや難しさ、達成感、あいさつの大切さなどを体感する」のが狙い。疑似通貨「カッチン」を使って、働いて収入を得たり、銀行に預金したり、買い物をしたりと、“経済活動”を体験することもできる仕組み。
各ベニューには、企業がスポンサー(ブランド・パートナー)として協賛する予定。企業が使っているのと同じロゴなどが入った看板やユニホーム、機材などでリアリティーを演出する。また、各社が大切にしているコーポレートコアバリュー(企業の価値観)に基づいて、ベニューを構築するという。越社長は「仕事をすることを通して、企業が社会に役に立っているという事実を子供たちに実感してもらいたい」と話す。
一方、子供の食生活に関して総合的な提案を目指す「子どもの食生活提案型レストラン」は、認可保育園を運営している「コビーアンドアソシエイツ」(千葉県野田市)のノウハウを活用する。
「食育は、おいしいを知ることから始まる」と越社長は強調しており、栄養バランスはもちろん、プロフェッショナルな調理部門がおいしい手作りの食事やおやつを提供する。また、定番メニューのほか、社会行事にならったメニューや、日本文化に基づいた伝統的な料理のメニュー化も検討しているという。
越社長は、「事業再生のプロ」と呼ばれ、ドラマにもなった小説「ハゲタカ」のモデルの1人だという。越社長は、DCTのルイス・ラレスゴイチ氏の言葉を引用し、こう話す。「このテーマパークでは、普遍的な価値を学ぶことができる。例えば、子供たちは単なる警察官になることを目指すのではなく、『勇敢な警察官』を目指すのであり、医者の場合は『親切な医者』を目指し、ファッションモデルは『自信のあるファッションモデル』を目指す」。
ベニューでは、DCTのノウハウと技術を駆使する一方で、地域の文化に則したローカライゼーションや、協賛企業の事業コンセプト、価値観を伝えるカスタマイズが行われる予定。「千葉市にオープンするテーマパークは、アジア1号店となるが、2号店、3号店とオープンできるように、しっかりと足場を固めたい」と越社長は意気込んでいる。(小島清利)