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「神スマ層」と「(仮)スマ層」 スマホユーザーが2極化へ
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スマートフォンユーザーは、満足度と使用感で2極化していることが、調査会社のオリコンDD(東京都港区)の調査で分かった。
同社がモバイル端末を保有する20代から40代の男女1326人を対象に行った「モバイル端末に関する意識・実態調査」によると、回答者の54.3%がスマートフォンを保有。この保有者をさらに分類したところ、多様なアプリをうまく活用する「神スマ層」と保有はしているが機能を使いこなせていない「(仮)スマ層」に分かれた。
「神スマ層」の特徴は、トップページを好みに合わせて、カスタマイズするほか、同層の45%以上がSNSやゲームのアプリを高い頻度で使用するなど、機能や多様なアプリを効率的に活用し、便利なツールとして使いこなしている。
また、同層の64.1%が気になるアプリを積極的にダウンロードしたり、自分に合ったアプリをうまく活用している(86%)など、多様性のある機能を十分に満喫していることが分かった。
一方で「(仮)スマ層」は、スマホの利便性が理解できておらず、アプリ利用にも消極的なため、「持っているだけで使いこなせていない」層とオリコンDDでは位置づけた。特徴的なのは、同層の3割がスマートフォンの活用方法がフィーチャーフォン時代と変わらないと回答している点。使用に対して苦手意識を持っている割合も52.3%に上っているが、8割近くが使いこなしたいとの願望を抱いていることも分かった。
「(仮)スマ層」のように、スマホを使いこなせていないユーザーに向け、携帯キャリアも各種サービスを拡充している。KDDIでは、月額390円でアプリ使い放題の「auスマートパス」を通じて、サポートを強化する。31日まで「auスマートパス」を新規契約すると初月が無料になるほか、auスマートパス会員向けには、電子書籍読み放題の「ブックパス」(月額590円)や音楽聴き放題の「うたパス」(同390円)が無料になるキャンペーンも展開。アップル社のiPhone(アイフォーン)端末でのサービス開始を記念した料金キャンペーンも実施中だ。
また、KDDIは7日、2012年3月のサービス開始から1年で、auスマートパスの会員数が500万人を突破したと発表した。