端末上で最初に現れるホーム画面に同社のコンテンツを表示するソフトウエアではないかとの見方もあるが、成長が見込めるモバイル分野の強化に同社が本腰を入れるのは間違いないようだ。

　フェイスブックは４日、カリフォルニア州サンフランシスコ近郊の本社で発表会を開く。米メディアに発送した招待状には「アンドロイドの上に建つ私たちの新しい家を見に来てください」と書かれている。

　米ＩＴサイトのテッククランチは、米グーグルのスマホ向け基本ソフト（ＯＳ）「アンドロイド」にフェイスブックの機能を組み合わせたスマホが発表されると推測。

　米紙ニューヨーク・タイムズは関係筋の話として、台湾のスマホ大手、ＨＴＣが端末の製造に深くかかわり、カメラなどの主要機能がフェイスブックのサービス中心に設定されていると伝えている。

　フェイスブックは、ザッカーバーグ最高経営責任者（ＣＥＯ）の方針でモバイル事業を強化している。米アップルで「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」の開発に携わったエンジニアも採用しており、スマホ開発に取り組んでいるとの見方が強い。（ワシントン　柿内公輔）