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カローラなど新型HV続々 国内100万台到達の可能性も
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トヨタの「アクア」 国内自動車大手各社が今月以降、ハイブリッド車(HV)の戦略車を相次いで市場投入する。ホンダが21日に、富士重工業が24日にそれぞれ新型車を発売予定。8月にはトヨタ自動車が「カローラ」のHVモデルを発売する。好調な「プリウス」、「アクア」などトヨタ車以外にも急速に広がり、平成25年のHV販売は国内で100万台に達する可能性も出てきた。
ホンダが21日に発売するセダン「アコードHV」(価格未発表)は、電気モーターとエンジンが効率良く切り替わる新方式を採用し、ガソリン1リットル当たり30キロの燃費性能を実現。排気量2000ccのセダンとしては世界最高で、燃費効率は競合車種のトヨタの「カムリHV」を約3割上回る。同社は「フィット」の新型HVも9月に発売する計画だ。
富士重が24日に発売するスポーツ用多目的車(SUV)「スバルXVハイブリッド」(価格未発表)は、重量の重いSUVでは、燃費性能が国内トップの20キロ。加速する際にモーターがエンジンをアシストする構造も取り入れ、加速性能を大幅に高めた。
HV市場は、プリウス、アクアを中心にトヨタ車がシェア75・4%(24年)と圧倒的な強さを誇る。軽自動車を含めた国内新車市場に占めるHVの割合が24年に約18%に高まる中、各社がHVに力を入れるのは、トヨタの独走を何としてでも食い止めたいからだ。
一方、トヨタもHVをさらに充実させる。8月には主力車種「カローラ」にHVを追加する予定。燃費性能はプリウスの32・6キロを上回る見通しで、価格も抑える。同社の新車全体に占めるHVの割合は約4割だが、カローラの投入でさらにその割合は高まる。昨年末に発売した「クラウン」のHVモデルも好調な売れ行きとなっている。
19年に8万6千台、13車種だった国内HV市場だが、24年には89万9千台、43車種に急拡大。各社のHV販売競争が激しくなることで、「今年は90万台超えは確実」(自動車大手幹部)。日本でHVの存在感はさらに増すことになる。