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【株主総会ライブ】トヨタ自動車(3)株主「社長はレースに出ないで…我慢して」に会場爆笑

ニュースカテゴリ:企業の自動車

【株主総会ライブ】トヨタ自動車(3)株主「社長はレースに出ないで…我慢して」に会場爆笑

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 《ここで、豊田章男社長がグローバル化にともなう経営環境の変化やコストだけを重視したこれまでの対応の反省を表明した》

 豊田章男社長「これまでの対応を踏まえ、これからは生産性を上げ、日本でのモノづくりを守っていきたい。私は今後3年間、新規工場作らないといっていますが、これは生産性を重視するためです」

 《豊田社長が質問した株主を見ながら“自分の言葉”で説明すると、会場にその思いが伝わったのか、大きな拍手がわいた》

 《しかし、続く男性株主からの思わぬ切り出しに会場は一瞬、『何を言い出すのか』と、息をのんだ雰囲気になった》

 男性株主「今、社長からトヨタの競争力の話があったが、この前、社長は自動車レースに出場していた。社長の顔があちこちに出ることは、私も株主としてうれしい。しかし、もし万一のことがあったらどうするのか、と心配している」

 《まだ質問の意図がわからず、会場は次の言葉を待っている》

 男性株主「私は(社長はレースに)出ないほうがいいと思う。立派な社長なのに、もしもの場合、どうするのか」

 《ここで、質問の意図がようやく分かり、会場からは大きな笑いが。その株主が続ける》

 男性株主「レースに出ることは、社長の夢なのかもしれないが、我慢してほしいな」

 《会場の笑いは一層大きくなった》

 加藤光久副社長「私たちは、お客さまにクルマの夢や感動を提供するため、さまざまな活動をしています。豊田社長がレースに参加するのは、出場が目的ではありません。もっといいクルマをつくるため、開発陣とクルマを通じて話ができる。これができることは、すばらしいことだと誇りに思っています。会社として出場してもらっているが、十分なトレーニングをしてもらっているし、レース中の安全にも万全を期している」

 《自身のことだけに、豊田社長も追加で答えた。会場もそれを待っていたような雰囲気が漂う》

 豊田社長「この4年間、いろいろなことを学んだとさきほど申し上げましたが、一方で経営の原点を思い返した4年間でもありました。その中で、私がブレずに言ってきたことは『もっといいクルマをつくること』です。私の身を心配してくださることは本当にありがたい」

 「経営責任者として、どれだけ現実をベースに、社員と語り合えるかが大切です。社員と“共通言語”をもちたかったのです。出場したことではなく、ドライバーとしての私が、あそこに立っていることに意味があったと思います。これによって、私自身のもっといいクルマをつくりたいというセンサーは研ぎ澄まされたと思います。どうか、株主の皆さんにはご理解を賜りたい」

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