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【株主総会ライブ】トヨタ自動車(4)役員報酬10億円超に株主「庶民感覚として納得できない。配当に回せ」

ニュースカテゴリ:企業の自動車

【株主総会ライブ】トヨタ自動車(4)役員報酬10億円超に株主「庶民感覚として納得できない。配当に回せ」

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 《別会場から、男性が質問。20人の役員報酬10億9900万円。13人の役員賞与4億28万円(この株主総会で決議予定)という報酬・賞与について疑問の声があがった》

 男性株主「役員報酬が高すぎる。私たちは20万円を稼ぐのに必死なんです。2千万円もくれてやれば上等じゃないですか。庶民感覚として納得できない。余った分は配当に回してください」

 《会場から笑いがもれた》

 豊田章男社長「この件については副社長の小澤よりお答えいたします」

 小澤哲副社長「株主への配当とのかかわり、取引先の業績など常識の範囲で総合的に判断し、提案させていただいています。

 男性株主「理解できません。私は理解してませんからね」

 《男性株主は納得していない様子だったが、次の質問に移った》

 別の男性株主「良い車を作っているので、『スピード上げてよい』とか道路行政に対し、トヨタとしてリーダーシップをとる予定はあるか。新名神と新東名を走るとき(上限の)スピードを変えるとか。そのときに(車も)120キロモードや140キロモードなどを車に盛り込んでいく必要があるのではないか」

 小平信因副社長「道路の最高速度については、公安委員会、警察当局で科学的な見地に基づき、走行状況に照らして決められていると思います。技術進歩により、どのような速度が望ましいかということは変わっていきますが、交通安全という見地もあり、当局とこれからも意見交換をして参りたいと思います」

 《米国から来た男性株主は英語で質問。若者のクルマ離れに言及した》

 男性株主「若い人たちはハイテクにひかれる。米国の若者に、トヨタ車は親が運転する車と考えられている。トヨタの戦略はどのようなものか」

 布野幸利副社長は「若者の車離れが進んでいるといわれますが、われわれメーカーが若者から離れていたのではないか。『もっといい車を作ろうよ』というのは、もっと若者に喜んでいただけるものを、ということです。若者はハードルが高く一筋縄ではいかない。昨年販売した(スポーツカーの)「86」という車があります。若いお客さま、年配でも若い気持ちで車に乗りたいというお客さまに評判が良かった。そういう努力を続けていきたい」  

 《質問はリコール(回収・無償修理)問題に及ぶ。「リコールなど問題があったが、今の懸念はどこにあるのか」。豊田社長は神妙な表情で回答した》

 豊田社長「この4年間、色々な試練がありましたが、これは色々なことを学ばさせていただいた試練だったと思います。世界各国でビジネスをやっていく以上、絶えずリスクに直面しています。予想をするだけでは不十分。ある事象が起きたときは、優先順位をつけて判断していくしかありません」

 《さらに豊田社長はフェイスブックやSNSを活用して、現場の情報を得ていることを明かした》

 豊田社長「私にとっては有益な情報だと思っています。色んな手はずを使って、私自身の優先順位を決めていきながら、対処していきたいと思います」

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