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ドコモ、次期ツートップは未定 加藤社長「今の機種が1年続くことはない」
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NTTドコモの加藤薫社長 NTTドコモの加藤薫社長はフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、異業種との提携戦略を進め、スマートフォン(高機能携帯電話)向けコンテンツを拡充する方針を明らかにした。主なやりとりは以下の通り。
--新規事業の育成に力を入れている
「スマホやタブレット向けなどに電子商取引だけでなく、旅行、健康、教育、学習といったサービス分野のコンテンツの拡充に力を注ぐ。そのために、異業種とのM&A(企業の合併・買収)や提携などを進め、2015年度には新規事業で売上高1兆円を達成したい」
--夏モデルから「ツートップ戦略」を導入した
「韓国サムスン電子製の『ギャラクシーS4』とソニー製の『エクスペリアA(エース)』の主力2機種の販売台数の合計は6月末までに120万台を超えた。このうちエースは83万台と好調で、100万台はゆうに超えるだろう。できれば200万台を狙いたい」
--次のツートップは
「全く決めていない。ツーになるか、ワンになるかもわからない。もちろん今の機種が1年続くことはないだろうし、新しい顔がどんどん出てほしい」
--顧客管理の方法を大幅に見直す
「顧客管理はこれまで電話番号で行っていたが、年内にもIDに変更する。IDを取得していない携帯電話利用者には年内にもIDを付与し、全契約者の顧客情報をIDで管理する。ID管理にすることで、スマホやタブレット、パソコンなど異なる端末から自由にサービスが利用できるようになる。また、他社ユーザーにもドコモの電子商取引や音楽・動画配信など各種サービスを利用できる」