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ガンホー、6月中間営業益過去最高 「パズドラ」好業績を牽引
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ガンホー・オンライン・エンターテイメントの連結業績 新興ゲーム会社のガンホー・オンライン・エンターテイメントが29日発表した2013年6月中間連結決算は、売上高が前年同期比10.4倍の746億円、本業のもうけを示す営業利益は44倍の451億円といずれも過去最高を更新した。
スマートフォン(高機能携帯電話)向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」のヒットが好業績を支えた。最終利益は26倍の281億円に伸びた。
パズドラは12年2月のサービス開始から1年5カ月で、国内ダウンロード件数が1700万を突破した。韓国でも100万件を超えたほか、米国でも売り上げランキングの上位に食い込むなど順調に推移している。
ただ、パソコン向けゲーム事業の営業損益は13年4~6月期に8000万円の赤字に転落。ゲーム利用者のスマホへのシフトが鮮明となった。
また、7月の単体売上高は前年同月比13倍の135億円となる見込み。積み上がった現預金について森下一喜社長は記者会見で「基本的にはゲーム開発に使う」と説明した上で「株主への還元にも対応していかなくてはいけない」と述べ、配当実施を示唆した。
今後について森下社長は「今年度中にスマホ向けに新しいゲームを発売する」と断言。パズドラに続くヒット作につながるか注目を集めそうだ。