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三菱電機、スマートハウス参入 12月にHEMS、対応家電を拡大
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三菱電機はタブレット端末で消費電力や家電を管理し、家庭の省エネを図る事業を展開する=26日、東京都千代田区 三菱電機は26日、ネットワークでつないだ家電製品や電気給湯機を効率よく運転して、家庭の大幅な省エネルギーを実現するスマートハウス関連事業に参入すると発表した。使用電力の計測や家電の自動運転などを行うホームエネルギー・マネジメントシステム(HEMS)の制御機器を12月に発売し、対応する家電製品のラインアップを順次拡大。2013度に25億円を見込む売上高を15年度には300億円に引き上げたい考えだ。
制御機器「三菱HEMS」に、対応する同社製のエアコンや給湯機、冷蔵庫、IHクッキングヒーターなどを無線で接続。節電運転を自動で行い、電気の使用料金を設定した目標値に抑える機能を実現した。帰宅時刻の前にエアコンを稼働させて徐々に室温を調整し、電力消費を抑える機能なども搭載した。
利用者は専用のアプリ(応用ソフト)をインストールしたタブレット端末を使い、家庭内の電力消費量の詳細を把握できるほか、タブレットで家電製品の操作もできる。
制御機器は18万9000円。対応する家電や太陽光発電システムなどを全て導入した場合、費用は合計で300万~500万円程度になるという。
三菱電機は、HEMSと空調を連動させることで住宅の各部屋の温度差を減らし、高齢者の体への負担を抑えるシステムや、電気自動車(EV)を蓄電池代わりに使って効率的に電気を利用するシステムを14年度に投入。15年度以降は防犯分野などでも展開を図る計画だ。
電気料金の値上げなどを背景に、スマートハウス関連の需要は今後拡大が見込まれる。三菱電機は13年度を「スマート事業元年」と位置付けており、この日、都内で開いた説明会で梅村博之常務執行役は「さまざまな製品をつなぎ、新たな価値を提案したい」と強調した。