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テレビ秋の改編 ドラマ重視のフジ、首位奪還へ「7枠」投入

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テレビ秋の改編 ドラマ重視のフジ、首位奪還へ「7枠」投入

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 テレビ各局の10月番組改編で、前クールで好調だったドラマ枠の扱いが注目されている。フジテレビとテレビ東京はドラマ枠を増やし、フジは再放送枠も拡充。一方、「半沢直樹」が大ヒットしたTBSは現状維持で、日本テレビ、テレビ朝日も枠を変えず堅実な構えだ。どの局も「ドラマには根強い需要がある」と重視する姿勢では一致している。(本間英士)

首位奪還へ攻勢

 「世帯視聴率で苦戦が続き、夏には低調なドラマもあった。視聴率の首位奪還に向け、10月改編ではドラマを強化したい」。フジの立松嗣章編成部長は今月6日の番組改編会見でこう述べ、視聴率競争で先行するテレ朝と日テレに反攻の姿勢を示した。

 フジは昨年4~6月に放送した弁護士ドラマ「リーガル・ハイ」の第2シリーズを9日から水曜午後10時に放送。主演は「半沢直樹」の堺雅人だ。このほかドラマ枠を1枠増やし、堀北真希が女性パイロット候補生を演じる「ミス・パイロット」(火曜午後9時)など民放最多の7枠を投入する。

 さらに、終了した平日午後の情報番組「アゲるテレビ」の時間帯を再放送枠に当て、当面はサスペンスドラマや「踊る大捜査線」など過去の人気ドラマを再放送。「ドラマのフジ」復権に向け力を注ぐ。

 テレ東は、13年ぶりにゴールデン帯に現代ドラマ枠を構え、金曜午後7時58分に「刑事吉永誠一 涙の事件簿」を放送する。「殺しの女王蜂」(金曜深夜午前0時12分)など、深夜ドラマも健在だ。

半沢直樹の後継

 一方、TBSの「半沢直樹」の後番組は、木村拓哉主演の「安堂(あんどう)ロイド~A.I.knows LOVE?~」(日曜午後9時)。コンセプト・設定協力にアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督を招き、時空を超えたラブストーリーを描く。

 渡辺正一編成部長は「夏は『半沢効果』もあり好調だった。この勢いを秋以降につなげたい」と意気込み、ドラマ枠は変えずに秋の陣に臨む。

女性ターゲット

 日テレは、下町の老舗古書店の大家族をテーマにした「東京バンドワゴン 下町大家族物語」(土曜午後9時)や、竹内結子が労働基準監督官役を演じる「ダンダリン・労働基準監督官」(水曜午後10時)など3作を放送。黒崎太郎編成部長は「女性が共感できるドラマを作りたい」と狙いを語る。

 テレ朝の人気ドラマ「相棒」は、「season12」が登場(水曜午後9時、初回のみ午後8時)。「科捜研の女」(木曜午後7時58分)、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜午後9時)など新ドラマ4本はいずれも続編だ。

 西新編成部長は「ドラマに期待する声は依然根強い」としたうえで、「実績のあるドラマの続編を作ることが、視聴者のニーズに応えることになる」と話している。

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