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マツダ初のHV対応、新型「アクセラ」発売 予約スタート
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全面改良した「アクセラ」の予約受け付け開始を発表するマツダの小飼雅道社長=9日、東京都千代田区 マツダは9日、主力の中小型車「アクセラ」を全面改良し、10日から予約受け付けを開始すると発表した。11月21日に発売し、月3000台の販売を目指す。
世界約120カ国で順次販売し、合計の販売目標は年50万台。今回、トヨタ自動車から技術供与を受けた同社初のハイブリッド車(HV)も設定した。
防府工場(山口県防府市)のほか、来年初頭にも立ち上げるメキシコ工場でも生産する。アクセラは同社の最量販車種との位置づけで、50万台(2012年は38万4302台)のうち、約4割を北米で占めたい考え。欧州では6万台の販売を予定している。
国内については、販売の約4割がHVとなることを想定。HVはガソリン1リットル当たりの燃費性能は30.8キロ。9日会見した小飼雅道社長は、「国内Cセグメント(中型車)市場はハイブリッドが5割を占めている。われわれも必要と判断した」と狙いを説明した。
価格は、171万1500~298万2000円(HVは237万3000円から)。
現在、国内HV市場は、トヨタ自動車の「プリウス」、「アクア」の独壇場で、ホンダが9月発売の新型「フィット」で追う状況だが、マツダは、「アクセルやブレーキの応答性を、ガソリン車と変わらない仕様に仕上げた」(猿渡健一郎・商品本部主査)ことで差別化を図ったという。
アクセラは、来年、日本、欧州向けなどを狙ったディーゼル車も設定する。