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ファストリ、3月に香港上場 中国市場攻略へブランド力強化

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ファストリ、3月に香港上場 中国市場攻略へブランド力強化

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 カジュアル衣料のユニクロを展開するファーストリテイリングは27日、香港証券取引所に3月5日に上場すると発表した。株式の代わりとなるHDR(香港預託証券)で上場し、新株発行や資金調達は行わない。国内需要が頭打ちとなる中で、中国や東南アジアでの知名度をさらに向上させるのが狙いだ。

 東京都内で会見した岡崎健CFO(最高財務責任者)は「中長期的な視点に立ち、中国でのブランド認知度を高めるとともに、優秀な人材の採用にも役立てたい」と述べるとともに、「投資家の裾野を広げ、グローバル企業としての経営の質を高めたい」と説明した。

 香港では、ファーストリテイリングから預託を受けた既存株式を裏付けにスポンサーを務めるモルガン・スタンレー・アジアが預託証券を発行し、株式と同様に取引ができるようにする。同社は中心となる株式市場は今後も東京証券取引所とする方針。日本企業ではSBIホールディングスやダイナムジャパンホールディングスなども香港証券取引所に上場している。

 ファーストリテイリングは2013年8月期に売上高1兆円を超え、そのうち約35%を海外事業が占める。中でも02年に進出した中国の店舗数は昨年11月末時点で香港含めて270店と世界の全店舗の2割以上に達し、13年には上海に世界最大規模の旗艦店を出店。生産、販売の両面で中国での展開に注力している。

 柳井正会長兼社長は20年に売上高5兆円の達成を目標に掲げており、国内では出店余地が限られてきた中で「中華圏は今後の成長ドライバー(推進力)」(岡崎氏)と位置づける。14年8月期も全出店数の半分近い84店舗を香港を含む中国で計画しており、将来的には中国で1000店舗体制を目指す。

 ただ海外勢を中心にライバルは多く、思惑通りに進むとはかぎらない。「ZARA」を展開するスペインのインディテックスやスウェーデンのへネス・アンド・マウリッツ(H&M)といった有力アパレル企業も中国の巨大需要を狙っており、競争は激しさを増す一方だ。

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