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日立、マクセルを再上場 グループ再編加速「伸ばさない分野は距離取る」
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日立製作所が、電池や記録メディアを手がける完全子会社、日立マクセルを東京証券取引所に再上場させることが14日、分かった。日立は社会インフラやIT(情報通信)などを注力事業と位置付けており、マクセルとは相乗効果が見込みにくい。日立はグループの再編を進め、さらなる成長を目指す。
すでに東証に申請しており、来月にも上場する。時価総額は1000億円以上になるとみられ、日立は保有するマクセル株の7割程度を売却する方向だ。
日立はリーマン・ショックを受け、2009年3月期に製造業として過去最悪の最終赤字を計上した。選択と集中で生き残りを図るため、マクセルの完全子会社化などを進める一方、業績が不安定なハードディスク駆動装置(HDD)事業の売却などを決断。その結果、業績は回復し14年3月期は過去最高の営業利益になる見通しだ。
マクセルはリチウムイオン電池などが好調で、今後は独立して事業を拡大する。日立としては、上場で得た資金を成長分野に投資できるメリットがある。
日立は中期経営計画で、エネルギーなどのインフラとITを軸に成長を目指す方針を打ち出した。現在は中核事業へのシフトを進めており、昨年末には海外空調事業について米企業と合弁会社を設立すると発表。今月には火力発電システム事業を三菱重工業と統合し、合弁会社の出資比率を35%に抑えた。
一方で、コンピューター断層撮影装置(CT)を手がける日立メディコを完全子会社化するなどして、医療分野を強化する方針だ。
中西宏明社長はM&A(企業の合併・買収)について「伸ばす分野は買収を行い、伸ばさない分野は距離を取っていく」との考えを示している。