ニュースカテゴリ:企業
自動車
コペンに採用 ダイハツ社長「車体着せ替え技術」の海外展開図る
更新
ダイハツ工業は19日、着せ替え可能な軽自動車のオープンスポーツカー「COPEN(コペン)」を発売した。同日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じた三井正則社長は、今回導入した車体の着せ替え技術の海外展開を図る考えを明らかにした。樹脂製の外装パーツを用意すれば現地で好まれるデザインに容易に作り替えられるため、従来の生産工程に比べ開発時間やコスト圧縮が期待できる。
コペンは、ボンネットなど11個の樹脂製外装パーツをスマートフォン(高機能携帯電話)のカバーのように交換し、好みのデザインに着せ替えできる。
この日発売したのはスポーツカーらしい躍動感を表現した「コペン ローブ」で、価格は179万8200円から。月間販売目標は700台に設定した。このほか、タフな印象の「コペン クロス」を今秋投入する。
オートマチック車でガソリン1リットル当たり25.2キロの低燃費を実現。屋根が電動式で開閉するオープンカーで、車体の骨格部分の強度を高め、乗り心地や安定性を向上させた。
軽自動車は国内独自の規格だが、三井社長は「コペンは骨格さえあれば現地でパーツを用意できる、従来の車にない特徴がある。生かすチャンスはある」と強調。工場を構えるインドネシアを念頭に「(市場拡大の)ポテンシャルのある地域への展開を検討したい」と説明した。
一方、消費税増税後の需要低迷に見舞われている国内市場については「想定以上に(販売店への)お客さまの来場が増えてきた」と指摘。年度当初は受注が前年比3~4割減少したが、足元では1割減程度までマイナス幅が縮小しており、「(コペンを含め)良い商品を出していけば受注は戻る」と断言した。
2015年4月の軽自動車増税を控え、軽業界は苦しい環境が続く。ダイハツは今年度、コペンや昨年の東京モーターショーで発表した背高軽「デカデカ」など6車種を投入し、市場の活性化を図る。三井社長は「逆風は吹いているが、軽のリーディングカンパニーとして市場を作っていきたい」と述べた。