ニュースカテゴリ:企業
メーカー
キリン、対応遅れ減収減益 ビール大手6月中間 消費増税で明暗
更新
ビール大手4社の2014年6月中間連結決算が6日出そろった。5月に米蒸留酒大手ビームを買収したサントリーホールディングス(HD)が、キリンHDを抜き売上高首位に躍進した。キリンは減収減益に沈み、他の3社と明暗を分けた。
「ビール類で目立つ新商品がなく、他社の販促キャンペーンにも売り負けた」
キリンの三宅占二社長は同日の会見で、消費税増税後の戦略ミスを悔やんだ。
サッカーW杯応援キャンペーンが不発で、キリンビールの売上高は前年1~6月と比べ159億円減。通期の連結売上高予想を2兆2600億円と、当初比300億円下方修正した。
サントリーは、増税後も「ザ・プレミアム・モルツ」やウイスキーの販売を伸ばし、酒類セグメントの利益は前年同期比56%増。通期の連結売上高予想を2兆4400億円と、2200億円上方修正した。
アサヒグループHDは、2月に一般発売した「ドライプレミアム」の好調に加え、飲料・食品でも「増税の影響を想定内に収めた」(奥田好秀取締役)。中間期として過去最高の営業利益をたたき出した。
サッポロHDは、課税分類をめぐる「極ゼロ問題」で計上した特別損失116億円が最終損益の足を引っ張った。ただ、「販売自体は順調」(上條努社長)で、売上高、営業利益とも当初の通期予想を据え置いた。
売上高 営業利益 最終利益
サントリーHD 1兆1089(18.0) 644( 32.2) 171(▲41.8)
キリンHD 1兆 562(▲3.6) 502(▲16.8) 140(▲76.5)
アサヒグループHD 8112( 3.9) 436( 18.3) 193( 25.5)
サッポロHD 2398( 3.7) 10( 2.1倍) ▲109( - )
※単位:億円。カッコ内は前年同期比増減率%、▲はマイナス、-は比較できず。サントリーHDは非上場