トヨタ小型商用バン“前代未聞の離れ業” 働く人を元気にするクルマ
更新こうした聞き取り調査をして取捨選択した結果、特にトヨタが重要と判断したのが、携帯電話、A4サイズのファイル、ペットボトル、カバン、弁当の置き場を運転席から手の届きやすい場所にスペースを設けることだった。
例えば、カバンは利用者の多くがこれまで助手席に置いていたが、取り出しづらいうえブレーキをかけた際にシートから足元に落ちるケースが多かった。これを、運転席と助手席の間にスペースを設け、落下を防ぐとともに、カバンを取りやすいように変えた。
また、コンビニエンスストアなどで飲食物を購入した際のレジ袋をかけられるフックを新たに設けた。これまでペットボトルを置いていたドリンクホルダーには、1リットルの紙パックに加え、水筒が置けるマルチ収納棚に変更。テーブルは、弁当のみならず、みそ汁なども置けるよう広くした。車内にいる時間が長い営業マンのための細かい心配りが随所にみられる。



