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「もっと変態っぽい動きができたのに」タモリがイグアナの物まねに反省しきり
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「プレミアムボス」新CM発表会に登場したタモリ=東京都内 あのお昼の長寿番組が終了して約5カ月。タモリさんがテレビで見ることができなくなって寂しさを感じるいわゆる「タモロス」現象も取り沙汰される中、サントリー食品インターナショナルの缶コーヒーのCMで、復活を果たしている。
このCMは「プレミアムボス」「ボス レインボーマウンテンブレンド」。映画「メン・イン・ブラック」などでおなじみの米国人俳優、トミー・リー・ジョーンズさんが「宇宙人ジョーンズ」にふんして、地球を調査するシリーズの最新バージョンだ。プレミアムな缶コーヒーのCMだけに、ジョーンズさんとタモリさんというプレミアムな共演が実現した。
「テレビ局編」では、テレビ局に花を納めている宇宙人ジョーンズが、テレビやその出演者、制作サイドの舞台裏などを描写。スタジオに到着すると、観客席前列に座ったタモリさんが「出てくれるかな?」と問いかける。
「プレミアム対談編」では、かつての番組を思い出させるようなセットのトークコーナーに、タモリさんと宇宙人ジョーンズが登場。タモリさんが「髪切った?」などと質問するが、沈黙のまま。「何か言いたいことないの」と聞かれると一言「イグアナ」と。それを聞いたタモリさん、「古いの知ってるね」と言いながら、イグアナの物まねを始める。
最後は、テレビ局の廊下でタモリさんに「プレミアムボス」を渡し、「お疲れ、イグアナ」と宇宙人ジョーンズ。そして「ただ、この惑星のテレビはタモリがいないと寂しい」と調査報告して終わる。
CM放映直前に開催された発表会で、タモリさんは「タモロス」現象は「マスコミが騒いでいるだけ。世の中、すぐ忘れますから」とそっけない。番組が終了して時間ができたことで、下町をぶらぶらしているという。「坂道が好きで、坂道のない下町には全く興味なかったんですが、最近は坂道のない下町も面白いんじゃないかと思ったりも。電車に乗って下町に行ってます」と話し、「この前はつくばエクスプレスに乗って、10分向こうにいただけで帰ってきた。先頭車両の最前列をガキどもと取り合った」といったエピソードも披露した。
CMのイグアナ物まねについては10年ぶりにやったとのこと。ただ「年のせいか、体の柔軟性がなくて、いやらしい動きができてない。本当は、もっと変態っぽくできるはず」と反省しきり。
司会者との掛け合いは極めてスムーズ。記者に対するサービス精神があふれたしぐさやしゃべりに「やっぱり毎日見られたらな」と、フッと考えてしまった。