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日本のロボ掃除機市場、販売競争激化 米ベンチャーも参入
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ロボット掃除機「ボットバック」の日本発売を発表する米ネイトロボティクスのジャコモ・マリーニ会長(中央)ら=26日、東京都千代田区 米ロボットベンチャーのネイトロボティクス(カリフォルニア州)は26日、日本のロボット掃除機市場に参入すると発表した。10月4日にロボット掃除機「ボットバック」2機種を売り出す。日本はロボット掃除機で米国に次ぐ世界2位の市場で、電機やロボットメーカーの参入が相次いでいる。ネイトも有力市場に加わり存在感を高める。
ボットバックは、本体の3辺が直線的なデザインで、アルファベットの「D」に似た形が特徴。主流となっている丸形のロボット掃除機に比べて部屋の壁際や隅の掃除をスムーズに行える。
ゴミは前方下に配置したワイドブラシで吸い取る。独自のレーザー式センサーを搭載し、室内の形状や家具のレイアウトを正確に測定しながら、効率的に掃除できるという。
販売はビックカメラと同社グループのコジマの首都圏店舗で開始。順次、販路を全国に拡大する。希望小売価格は税別5万9800~6万4800円。ネイトは日本市場参入にあたって5月、日本法人を東京都大田区に立ち上げた。
民間市場調査会社のシード・プランニングによると、国内のロボット掃除機市場は2014年で55万台と12年より44.7%伸びる見込み。18年には90万台に達する見通し。日本は欧米に比べて住宅が狭く、ロボット掃除機は受け入れられないという見方もあったが、「家事の時間がとれない共働き世代や、家事の負担が重いシニア層でニーズが高まっている」(家電関係者)という。
この日、東京都内で会見したジャコモ・マリーニ会長兼最高経営責任者(CEO)は「日々の掃除を楽にし、日本の消費者を喜ばせたい」と普及に意欲を示した。日本市場で3年以内に上位3社に入ることを目指す。
国内市場は米アイロボットの「ルンバ」が先行し、東芝、シャープなどの日本勢が追い上げる。成長市場とあって英ダイソンが参入を表明したほか、パナソニックや日立製作所も検討しており、販売競争が激しさを増しそうだ。