日本の電子部品、海外スマホ供給で明暗 サムスンやソニー向けは苦戦
更新車載事業を強化
中国向けの供給は今後も拡大が見込め、TDKと村田製作所、日東電工、アルプス電気、ロームの5社は15年3月期の連結業績予想を上方修正した。TDKの上釜健宏社長は「10~12月期から中国メーカーの需要は旺盛で、全体的に受注は拡大する」と話す。京セラの山口悟郎社長も「中国メーカー向けの部品売上高は通期で前期比3倍に増えそう」と表情は明るい。
一方、大手以外では、スマホ向けのリチウムイオン電池を製造する日立マクセルはサムスンへの依存度が高く、業績の下方修正と10%の人員削減を余儀なくされた。中国メーカーの台頭を読み切れず、変化に対応できなかった。
液晶パネル製造のジャパンディスプレイも15年3月期連結の最終損益が100億円の赤字になるとの見通しを発表。アイフォーン向けの液晶パネルの生産が遅れ、サムスンやソニー向けの出荷減も響いた。また中国メーカー向けの高精細パネルが想定より受注が伸びなかった。
