ニュースカテゴリ:企業
メーカー
放送機器の展示会開幕 4K需要の取り込み加速
更新
着物姿のモデルを4K対応のビデオカメラで撮影し、機器の性能を試していたソニーのブース=19日、千葉市の幕張メッセ 放送機器の展示会「Inter BEE 2014」が19日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。放送局などによる買い替え需要が高まっており、出展各社はビデオカメラや映像伝送システムなど、フルハイビジョンの約4倍の解像度を持つ「4K」放送対応機器をアピールしていた。
ソニーは、ドキュメンタリー撮影などに使う4K対応ビデオカメラ「PXW-FS7」などを出展。先月下旬の発売だが、受注台数は世界で2000台に達した。また放映前にコンテンツを最終チェックする30型有機ELマスターモニター「BVM-X300」を展示。放送機器を扱う子会社ソニービジネスソリューションの宮島和雄社長は「4K、8Kに対する(需要の)加速度が増している」と話した。
パナソニックもビデオカメラ「VARICAM 35」のほか、ウエアラブルカメラや液晶モニターなど多彩な4K放送対応機器を前面に出していた。