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生保の首位争い激化 第一生命は海外進出に活路

ニュースカテゴリ:企業の金融

生保の首位争い激化 第一生命は海外進出に活路

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主要生保13社9月中間決算  売上高に相当する保険料等収入で第一生命保険が日本生命保険を上回った。株式会社化で資金調達の自由度が増した第一生命は、新商品の開発や海外進出で規模拡大を目指す。日本生命との“首位争い”は激化しそうだ。

 「日本最大にこだわってきた。この状況は看過できない」

 28日の決算会見で、日本生命の児島一裕常務執行役員は、第一生命に首位をさらわれた悔しさをあらわにした。首位を奪われた要因は「銀行の窓口販売で差がついた」(児島常務執行役員)ことだ。

 第一生命は、子会社「第一フロンティア生命」を通じて販売した、外貨建ての一時払い年金が好調だった。日本生命は保障内容を充実した商品を打ち出したが振るわなかった。児島常務執行役員は「対応を図る」と宣言した。

 ただ、保険料等収入で首位となったとはいえ、日本生命の国内における最大手の地位はまだ揺るがない。第一生命も「保有契約数や総資産ではまだ及ばない」(幹部)と認める。

 26年3月期の保険料等収入見通しは日本生命が前期比横ばいの4兆8千億円。第一生命は25年3月期(4兆3532億円)より「増加の見込み」と記載するにとどめた。来年3月までに第一生命がどれだけ差を縮められるかが注目される。

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