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「伊右衛門特茶」売れ行き好調 特保飲料市場、脂肪関連商品に人気集中
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「サントリー緑茶伊右衛門特茶」 サントリー食品インターナショナルが、昨年10月に発売した「サントリー緑茶 伊右衛門特茶」が、好調に売れている。
発売2年目となる今年は、年間目標を800万ケースにおいていたが、8月に売り上げ目標を1000万ケースに上方修正、これも11月には達成した。さらに、年間通して「特茶」を飲みたいという層に向けて500ミリリットルペットボトル「ホット伊右衛門特茶」の導入や人間ドック受診券が当たるキャンペーンなどで、2014年は、1100万ケースを突破することが確実となっている。
同社の推定によると、13年の特保飲料市場は、食事の脂肪分を吸収しにくくするタイプの商品が1900万ケース、体の脂肪を燃焼させたり、分解するタイプが1200万ケース、血圧関連が300万ケース、血糖関連が200万ケースの合計3600万ケースに達しており、脂肪関連商品が8割を超える中心商品となっている。
同社では「胡麻麦茶」「黒烏龍茶」のほか、炭酸飲料の「ペプシ」、コーヒー飲料の「ボス」ブランド商品の中にも、特保商品をラインアップし、商品開発の重要な戦略にしている。同社の特保関連の飲料は、13年1690万ケース、前年比158%、14年2530万ケース、同149%と推移しているが、「特茶」のヒットで、さらに弾みがつく勢いだ。