SankeiBiz for mobile

「ユニクロ」インドで生産着手、3月出荷 日本販売、円安値上げ圧力緩和

ニュースカテゴリ:企業のメーカー

「ユニクロ」インドで生産着手、3月出荷 日本販売、円安値上げ圧力緩和

更新

 ファーストリテイリングが、インドで主力ブランドのカジュアル衣料「ユニクロ」の生産に着手した。3月にも日本への輸出を始め、順次アジア、欧米などにも出荷する。同社のインド進出は初めて。生産力を増強して世界での販売拡大を支えると同時に、人件費が高騰する中国から生産拠点を分散してコストを抑え、円安などによる値上がり圧力を和らげる。将来はインドでの小売業にも乗り出す。

 フリースやジーンズ、Tシャツなどをそろえるユニクロはこれまで全商品を中国や、ベトナム、インドネシアなどの東南アジアで委託生産し世界へ出荷してきた。大半は中国が占める。

 同社は新たな拠点としてインドを選び、数年前から委託先の選定を進め、今月、生産を始めた。当面は製品を世界へ輸出する考えで、手始めに3月、日本への出荷を始める。

 同社は2017年8月期までに売上高を2兆5000億円と、現在の約2倍まで増やす計画。成長の原動力は海外としており、現在は売上高の約3割を占める海外比率を17年8月期は6割まで高める。

 このため、海外出店と並行し生産力の増強を進める考え。同時に生産拠点を中国から人件費が安い周辺国へ分散させ、生産コストの低減を図る。

 日本で販売する商品は円安などの影響で「値上げせざるを得ない」(柳井正会長兼社長)状況。インドでの生産開始で、こうした値上げ圧力を和らげる狙いもあるとみられる。

 また同社は今後、インド国内で小売業に進出する方針。人口約13億人のインドは「中国と同じくらい(消費市場として)可能性がある」(柳井氏)。まずは1000店規模の販売体制を目指し、フリースなどの定番商品に加え、現地のニーズが高い民族衣装などを生産して販売するとしている。

ランキング