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低刺激の「リステリン トータルケア ゼロ」好調 J&J
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ノンアルコールタイプの「リステリン トータルケア ゼロ」について説明するマーケティング本部オーラルケアグループの寺西正和グループブランドマネジャー(左)と山崎まりえアソシエイトブランドマネジャー ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)コンシューマーカンパニー(東京都千代田区)が昨年9月に発売したノンアルコールで低刺激なマウスウォッシュ(液体歯磨)「リステリン トータルケア ゼロ」が発売後わずか4カ月の2014年末で国内出荷本数100万本を突破した。
「リステリン」は、世界最古の歴史があるマウスウォッシュで、売上高も世界第1位のマウスウォッシュブランドだが、従来品はミントなどの薬用成分の溶剤にアルコールを使用しているので「刺激が強すぎる」と敬遠する向きもあった。薬用成分を溶かし込むのにアルコールを使用せざるをえなかったためだ。
同社は、ミキシング技術の改良でノンアルコールタイプを開発し、効果は同じで低刺激の製品を市場投入した。マーケティング本部オーラルケアグループの寺西正和グループブランドマネジャーは、「2000人規模の調査で、アルコール入りの方が効きそうという人は30~50代で多いが、若者層や高齢者は刺激が強いという人が多かった」と指摘。
別の調査でも、1カ月に1回でも使用した人、使わない人、使っていたが止めた人はそれぞれ3分の1ずつだったが、止めた人は「刺激が強いという理由が多かった」(寺西さん)という。
13年秋に初めてのノンアルコールタイプの「リステリン ナチュラルケア」(緑茶ミントフレーバー)を発売。今回、主力シリーズ「リステリン トータルケア」でもノンアルコールタイプを投入した。
トータルケアシリーズは、4種類の薬用成分が「歯垢の沈着」「歯肉炎」「口臭」を予防し、配合されたジンククロライド(塩化亜鉛)が「歯石の沈着予防」「口内の浄化」「歯を白くする」効果を発揮するマウスウォッシュ。つまり1本で6つの効果がある。国内販売が好調なため、タイでも販売開始、アジア各国でも発売する計画だ。
低刺激なノンアルコールタイプは、刺激がいやで止めた人だけでなく、マウスウォッシュの使用習慣のない人が多い若年層や高齢者に使用を促す効果がありそうだ。実際、マウスウォッシュの市場規模は最近拡大している。
市場調査会社のインテージによると2014年11月までの累計の国内市場規模は金額ベースで前年同期比5%増の262億2700万円。リステリンのシェアは約2割で、「新製品投入効果もあり、12月最終週に限るとシェアは25%まで上昇した」(マーケティング本部の山崎まりえアソシエイトブランドマネジャー)という。