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電機大手がハイレゾ対応機器続々 パナはテクニクス拡充 ソニーは13万円ウォークマン投入
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米国で開かれた家電見本市でも、「ハイレゾ」対応の音響機器が多く展示されていた=現地時間1月6日、ラスベガス(高橋寛次撮影) 電機大手がCDよりも高音質な音源「ハイレゾ」の対応機器を強化している。パナソニックは高級オーディオブランドとして来月、5年ぶりに復活する「テクニクス」の商品群を、平成27年度にも拡充する方針を明らかにした。また、ソニーも来月、約13万円のハイレゾ対応高性能ウォークマンを発売する。ハイレゾの音質を付加価値に、オーディオ事業の活路を開く狙いだ。(高橋寛次)
パナソニックが来月投入するテクニクスのハイレゾ対応オーディオの新製品は、アンプとスピーカー、プレーヤーのセットで500万円超と50万円超の2シリーズ。「ブランドの伝統を大切にしながら、デジタルの最新技術をふんだんに取り込んだ」(テクニクス事業推進室の小川理子室長)という。
来年度はハイレゾの普及に向け、若い世代を取り込むため、50万円超のシリーズより低い価格帯のセットを投入する可能性が高い。同社は需要動向などをみて、具体的な商品の検討を進める方針だ。
パナソニックは22年にテクニクスのブランドを廃止した。だが、社内外から復活を求める声は根強く、ハイレゾの普及を商機とみて、新製品の発売を決めた経緯がある。
一方、ソニーが発売するハイレゾ対応ウォークマンの最上位機種は、本体をアルミニウムの削り出しで作り、外部の振動による影響などを受けにくくしたほか、高性能なアンプや電源回路を搭載し、音質を高めた。昭和54年の初代ウォークマン発売以来、10万円超の商品は初めてだ。
ソニーは昨秋、ハイレゾ対応ウォークマン「Aシリーズ」を2万5千円前後で発売し、利用者の裾野を広げた。今回発売する高価格の最上位機種により、音質を追求するオーディオ愛好者を取り込む狙いだ。ビデオ&サウンド事業本部の高木一郎本部長は「『音のソニー』を復活させたい」と意気込んだ。