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日本の宇宙産業が反転攻勢 三菱電機の強み、“現場力”で課題克服

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日本の宇宙産業が反転攻勢 三菱電機の強み、“現場力”で課題克服

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 この衛星は、2011年に運用を終えた「だいち」の後継に当たり、三菱電機が本体製造を担当した。Lバンドと呼ぶ波長の長い電波を使うレーダーアンテナの「PALSAR(パルサー)2」を搭載。雲や植物を透かして地表のわずかな変化をとらえられ、夜間でも観測できる。このため、地震などの災害状況把握や森林伐採の監視、資源調査での利用が見込まれている。

 三菱電機は、だいち2号の製造に当たって多くの新技術を採用したが、その一つに、小型軽量化技術がある。

 パルサー2は、お椀(わん)型のパラボラアンテナではなく、3×10メートルの板状をしている。そこには1000個もの小型センサーが敷き詰めるようにびっしりと搭載され、それらをまとめて制御することで、一つのアンテナとして機能させている。アンテナを固定したまま、電波を飛ばす方向を自在に変えることで、いつでも観測する場所を選ぶことができる。

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  • 2013年3月に完成した鎌倉製作所の新生産棟。年間8機の衛星を製造できる=神奈川県鎌倉市

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