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パナソニック3月期は最終益49%増に 営業利益率は5%達成、自動車・産業用分野が稼ぎ頭に
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パナソニックの本社ビル=大阪府門真市 パナソニックが28日発表した2015年3月期連結決算は、売上高が前期比0.3%減の7兆7150億円とわずかに減収だったが、最終利益は49%増の1794億円と大幅増になった。
営業利益は25.2%増の3819億円となり、今期(16年3月期)の目標としていた売上高営業利益率5%を前倒しで達成した。津賀一宏社長は「円安の追い風もあり、そこそこ満足できるところまできた。今期は5.4%を目指す」と話した。
稼ぎ頭となったのは自動車・産業関連分野で、売上高が2%増の2兆7825億円、営業利益が53%増の1057億円となり、主要分野では唯一の1000億円超えとなった。白物家電は売上高は横ばいの1兆7697億円だったが、営業利益は37%増の405億円と大きく儲けを伸ばした。デジタル家電やIT機器などの「AVCネットワーク」事業も売上高は1兆1543億円とほぼ横ばいだったが、営業利益は45%増と同様だった。
今期(16年3月期)は売上高が3.7%増の8兆円、営業利益が12.6%増の4300億円と2桁増を予想するが、最終利益は0.3%増の1800億円と微増にとどまる見込み。
同社は創業100周年の18年度に売上高10兆円の目標を掲げている。津賀社長は「利益を伸ばせるものは実行してきたので、成長優先に舵を切り、スタートする」と当面の姿勢を示した。