三洋電機元会長「銀行にだまされたほうが悪い」 往年の名経営者の面影なく
更新なにわのジャック・ウェルチ
初めに井植敏氏について説明しておく。創業者の井植歳男氏の長男で、昭和31年に三洋に入社、テレビ事業本部長として米国のテレビ工場を買収するなど積極的な仕事が注目を集め、61年に社長に就任した人物だ。会長時代を含め20年にわたり三洋の経営トップとして君臨した。
三洋の多角化戦略を主導し、家電に加えて金融などにも事業分野を拡大するとともに、半導体などへの大規模投資を打ち出し、16年3月期の連結売上高は2兆5千億円に上った。米ゼネラル・エレクトリック(GE)の当時の経営者の名前にあやかって「なにわのジャック・ウェルチ」と呼ばれたこともあった。

