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「原発の再稼働に全力を尽くす」と八木誠・関電社長 経産省の値上げ認可方針受け会見

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「原発の再稼働に全力を尽くす」と八木誠・関電社長 経産省の値上げ認可方針受け会見

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会見する八木誠社長=12日午前、大阪市北区  経済産業省が12日に電気料金の値上げ認可を圧縮したうえで2段階に分けて引き上げを認める方針を示したことを受けて、関西電力の八木誠社長は同日午前、大阪市内の本店で記者会見し、「お客さまに再度の負担をかけることをおわびします」と再値上げを陳謝したうえで、値上げ幅の圧縮などについて「当社としては非常に厳しい内容だ。2カ月遅れた実施も収支への影響は大きい」と話した。

 また、八木社長は平均65%カットしている役員報酬に関し「6月から当面、さらに5%削減して平均1600万円の水準とする」と表明。現在7人いる顧問に対する報酬計4千万円を6月から当面ゼロとした上で今後、3人に減らす方針を明らかにした。

 宮沢洋一経済産業相が12日の閣議後の記者会見で明らかにした関電の家庭向け電気料金の再値上げは、6~9月の4カ月間は値上げ幅を4・62%に抑えたうえで、10月から8・36%とした。関電は10・23%での再値上げを認可申請していたが、圧縮された。

 関電は原発の停止で火力発電の燃料費が増加したとして、25年5月に家庭向け料金を平均9・75%値上げした。今回はこれに続く値上げとなる。

 八木誠・関電社長の会見での一問一答はあらまし次の通り。

 --8・36%に値上げ幅が圧縮され、開始が2カ月遅れた。収支への影響は

 「経産相が公表されたことは承知している。具体的に国から指示を受けていないので、詳細については知らないが、当社としては非常に厳しい内容と認識している。それを元に計算すると、家庭向け料金の値上げが2カ月遅れたことで収支影響は170億円だ」

 --負担軽減は2年前の値上げのときにも実施してもよかったのでは

 「再度の値上げをお願いする観点を踏まえ、お客様のご負担を軽減したいという思いから、こういう形を取らせてもらった。先行して値上げをした北海道電力で実例もあった」

 --平成28年4月からの電力全面自由化のなかで戦っていけるのか

 「再値上げで、価格競争では劣後すると思っている。価格競争力を上げるためにも、原発の再稼動に全力を尽くすとともに、エネルギーマネージメントサービスなどを強化しながら、お客様にお選びいただけるよう努力したい」

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