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【株主総会ライブ】東芝(1)怒る株主に田中社長が謝罪「極めて異例の事態」

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【株主総会ライブ】東芝(1)怒る株主に田中社長が謝罪「極めて異例の事態」

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東芝の定時株主総会の会場に向かう株主=25日午前、東京都墨田区の両国国技館  不適切会計問題で揺れる東芝は25日午前、東京都墨田区の両国国技館で定時株主総会を開始した。問題発覚後、株価の低迷が続き、株主の不満の声が高まる中、田中久雄社長が問題の経緯や社内調査の内容などを報告。外部の弁護士らで構成する第三者委員会の調査終了後、9月をめどに開く臨時株主総会を終えるまで、田中社長ら取締役16人を暫定的な続投させることなどへ理解を求めたが、株主からは非難の声が続出した。

 開会時間の午前10時、田中社長は緊張した面持ちで登壇。「多くの株主の皆様に多大なご迷惑、ご心配おかけして、決算発表をいまだできず、無配とさせていただいたことを深くおわび申し上げます」と深々と頭を下げた。

 不適切会計については、社外の弁護士らでつくる第三者委員会が調査中とし、「信頼回復に向けて全力尽くす。引き続きご支援お願いします」と呼びかけた。

 続けて、不適切会計の概要について説明。2月12日に証券取引等監視委員会から報告命令を受けていたことが発覚の契機だったと明らかにした。

 室町正志会長をトップとする社内の特別調査委員会の調査で、9件のインフラ関連工事をめぐる利益修正額が512億円に上ったことが判明し、このほか、全社的な自主チェックで12件・36億円の利益のかさ上げが行われていたことを確認したと説明した。

 財務担当の前田恵造専務も壇上に立ち、半導体事業に関する在庫評価では、大量生産で想定に基づいて期初に設定した「標準原価」を改定せず、「利益の過大計上につながっていた懸念がある」とした。

 田中社長は「きわめて異例な事態をまねき、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」と謝罪を繰り返し、再発防止策として「社外取締役の増員によるガバナンス強化を検討している」と明らかにした。

 事業報告では、エネルギー、ストレージ、ヘルスケアの主要3分野の取り組みを紹介。「信頼いただける誠実な企業に立ち直れるよう取り組んでいく」と誓った。

 議案では、第三者委員会の調査に全面的に協力し、原因究明をきちんと迅速に行うため、臨時総会終了まで取締役16人を暫定的に続投させることを提案。

 「第三者委員会の調査結果を踏まえ、臨時総会で改めて候補を提案する。なにとぞ、ご理解お願いします」と呼びかけた。

(続く)

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