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川内原発で「燃料装填」開始 8月中旬にも再稼働

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川内原発で「燃料装填」開始 8月中旬にも再稼働

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九州電力川内原発の1号機(右)と2号機=鹿児島県薩摩川内市  九州電力は7日午後、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の原子炉に燃料を入れる作業を始めた。4日間かけて計157体入れる予定。その後、1カ月以上かけて設備の点検作業を進め、原子力規制委員会の検査を受けた後、早ければ8月中旬にも再稼働する。

 午後に、建屋にある燃料貯蔵プールから、燃料棒(長さ約4メートル)を束ねた「燃料集合体」を専用のクレーンで1体ずつ引き抜く。続いて集合体を横に寝かせてレールで格納容器に導入。容器内で集合体を再び縦に起こして、別のクレーンで炉心に挿入する作業を進める。

 燃料集合体は移動中、水に満たされており、被曝(ひばく)を防ぐ。燃料装荷は10日まで続き、それが終われば、核分裂反応を抑える制御棒を出し入れするなどして、原子炉の出力を制御できるかなどを確認。その後、原子炉格納容器から水の漏洩(ろうえい)がないかなど規制委の残りの検査を受ける。

 昨年9月に審査合格を果たした川内1号機は、3月末から使用前検査に入った。当初7月上旬の再稼働を予定していたが、九電の準備不足などの影響を受け、検査工程は3回にわたって見直されている。

 規制委の審査は平成25年7月から始まり、計15原発25基が審査申請済み。8日で丸2年を迎えるが、審査に合格したのは(内定を含む)、川内のほか、関西電力高浜3、4号機(福井県)、四国電力伊方3号機(愛媛県)しかない。

 ■川内原発 鹿児島県薩摩川内市にある九州電力の加圧水型軽水炉(PWR)。原子炉は2基あり、出力は各89万キロワット。1号機が昭和59年、2号機が60年に営業運転を開始した。九電は平成25年7月に2基の審査を原子力規制委員会に申請。昨年9月に全国の原発で初めて審査合格を果たした。

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