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三菱重工4-6月期、最終益は57%増
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三菱重工業が31日発表した2015年4~6月期連結決算は最終利益が前年同期比57・7%増の355億円だった。営業利益は5・0%増の588億円、売上高は8・3%増の9314億円と増収増益だった。
化学プラントや米ボーイング向け部品、液化天然ガス(LNG)船の受注が好調で増収に寄与した。
関西電力姫路第二発電所のガスタービンのトラブルで追加費用を計上したものの、民間航空機の生産コストの改善や円安効果で増益となった。「4~6月期は営業利益ベースで100億円の円安効果があった」(小口正範取締役常務執行役員)。
16年3月期連結決算は売上高が5・2%増の4兆2000億円、営業利益が8・1%増の3200億円、最終利益が17・7%増の1300億円と期初予想を据え置いた。
三菱重工とニチユ三菱フォークリフトは同日、ユニキャリアホールディングスの全株式を産業革新機構、日立建機、日産自動車から取得すると発表した。この買収で世界シェア3位に浮上する。三菱重工が65%、ニチユ三菱が35%を取得。買収額は1100億円以上。12月30日までに株式の譲渡を完了させる。