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「百貨店よ、おまえもか」食材虚偽表示で売り場に響く消費者の怒り

ニュースカテゴリ:社会の事件・不祥事

「百貨店よ、おまえもか」食材虚偽表示で売り場に響く消費者の怒り

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 拡大の一途をたどる食材の虚偽表示問題。東京都内のデパートの食品売り場では、消費者から厳しい声が聞かれた。

 「百貨店よ、おまえもか、と言いたい」。デパートの食品売り場をよく利用するという東京都大田区の会社員、山本紫(ゆかり)さん(44)の反応は冷ややかだ。

 「残業で帰宅が遅くなった日には、デパ地下の総菜は強い味方」という。この日も日本橋三越でカキフライなどの揚げ物を購入。外食やできあいの総菜は栄養バランスの心配があるが、「百貨店なら品質や鮮度が信用できると思っている。虚偽表示は、高くてもわざわざ買う消費者の信頼を裏切る行為だ」と憤った。

 高島屋日本橋店で家族のお土産として総菜を購入した神奈川県藤沢市の会社役員、高橋雄輝さん(58)は「何の得があって虚偽表示をしたのかわからない」と首をかしげる。

 東京都あきる野市の会社員、川本明奈さん(29)は「偽装ではないと主張するのなら、なぜ本当の食材を明記しなかったのか。商品に魅力があれば、高価ではない食材を使っていても購入する」と話す。

 一方で、問題の背景に消費者のブランド志向を挙げる声も聞かれた。愛知県豊田市の無職、佐川佳津世さん(63)は「ブランド名にこだわり、希少価値のあるものをありがたがる人が増えた結果、企業も食材の名前にこだわるようになってしまったのではないか」と指摘。「必要以上に産地などの名前に踊らされないよう気をつけなければいけない」と話した。

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