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猪瀬知事、「借用を申し入れ」「早く返そうと」 徳洲会提供の5千万円

ニュースカテゴリ:社会の事件・不祥事

猪瀬知事、「借用を申し入れ」「早く返そうと」 徳洲会提供の5千万円

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 医療法人徳洲会グループが昨年12月の東京都知事選前、猪瀬直樹都知事側に現金5千万円を提供していたとされた問題で、猪瀬氏は22日午後、報道陣の取材に応じ「あくまで個人として借用を申し入れた」などと語った。関係者によると、現金は今年9月17日に東京地検特捜部がグループを家宅捜索した後、返却されたという。猪瀬氏が東京都選挙管理委員会に提出した選挙運動費用収支報告書には、グループからの収入についての記載はなかった。

 猪瀬氏は、個人として借用を申し入れたとした上で、「思ったほど選挙にお金が掛からず、早く返そうと思っていた。今年1~2月ごろに返済を申し入れたが、徳洲会側の都合もあり遅れていた。時間が遅れて(特捜部の捜索と)たまたま返済の時期が重なった」などと説明した。

 猪瀬氏や関係者によると、猪瀬氏は副知事だった昨年11月上旬、知人らとともに湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)を訪れ、療養生活を送るグループ創設者の徳田虎雄・元衆院議員(75)と面会。その際に借用を申し入れ、11月下旬に徳洲会側から猪瀬氏側に5千万円が提供されたという。

 グループが今年9月17日に公職選挙法違反容疑で特捜部などの家宅捜索を受けた後に、猪瀬氏は秘書を通じて5千万円をグループ側に返却したという。

 都知事選後に公表された猪瀬氏の選挙運動費用収支報告書には、収入として猪瀬氏自身からの3千万円と、猪瀬氏の関連団体「東京を輝く都市にする会」からの50万円の計3050万円の記載しかない。今月20日に公表された猪瀬氏の関連政治団体の平成24年政治資金収支報告書にも、グループからの収入についての記載はなかった。

 公職選挙法によると、選挙運動費用収支報告書に虚偽の記載があった場合は、出納責任者に対して、3年以下の禁錮または50万円以下の罰金が科される。

 猪瀬氏は昨年11月21日に都知事選への立候補を正式に表明。12月16日投開票の都知事選では、433万8936票を獲得して、初当選を果たした。

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