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官民協働で新メニューづくり ロリカワ、セグウェイ…モニターツアー活況

ニュースカテゴリ:暮らしの余暇

官民協働で新メニューづくり ロリカワ、セグウェイ…モニターツアー活況

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 旅先の新たな魅力を提供しようと、官民挙げての旅のメニューづくりが進んでいる。観光庁の事業の一環で、地域が起案したメニューをモニターツアーとして開催したところ、活況を呈したメニューも多く、関係者は来年度からの本格実施へ手応えを感じている。(日野稚子)

 全国で78企画

 洋館が立ち並ぶ街並みで知られる北海道小樽市。思い思いのロリータファッションに身を包んだ女性たちが登場すると、街並みとのマッチングの良さに、居合わせた観光客が声を掛け、記念写真を撮り始めた。10月に2泊3日で実施した「小樽と札幌でロリカワしよう! ロリカワモニターツアー」。

 羽田発着で交通宿泊費込み4万3千円で、金沢市や大阪府など道外から20人の応募があり、道内からの参加者10人とともに、小樽や札幌で愛好家たちとのお茶会やイベントを満喫した。

 ロリータファッションはレトロな雰囲気に合う。こうした服装で街を歩く光景が観光につながればと、ロリカワツーリズム推進協議会が立ち上がった。同会の石田哲也事務局長は「今回の参加者のアンケートを基に旅行プランの検討も進めるが、将来的には京都観光で舞妓(まいこ)さん体験を楽しむように小樽や札幌でロリータファッション体験ができる環境整備も必要だ」。

 観光庁の「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」は平成24年度の緊急経済対策として設けられた。地元自治体や観光協会、旅行代理店などが企画した旅のプランをモニターツアーとして実施し、旅行商品として適切かといった観光市場の評価を受ける仕組み。全国78企画が選定された。

 野球キャンプ体験

 日帰り体験として人気を集めたのが、茨城県つくば市の「セグウェイシティツアー in つくば」。立ち乗り2輪車セグウェイで公道を走れるのはモビリティロボット実験特区の同市だけという利点を生かし、積み上げた安全走行のためのノウハウも投入した。講習を除く体験走行は90分で費用は5千円。

 10月の開催では1回6人計36人の枠に10倍以上の応募があり、急遽(きゅうきょ)、今月と12月の追加開催を決めた(募集終了)。定期開催にはインストラクター養成が急務で、募集窓口のJTB茨城南支店の担当者は「来年4月以降の本格開催を目指し、企画を詰めたい」と話す。

 今だから開催できる募集中のツアーの一つが、プロ野球オリックスのキャンプ地、沖縄県宮古島市の「草野球キャンプ in 宮古島」(宮古島観光協会、JTB西日本)だ。オリックスの全面協力で、OBの田口壮氏や現役コーチを招き、草野球を楽しむ大人向けの1日キャンプを企画。12月7日開催(申し込み締め切りは今月29日)で、キャンプ参加費は1万4800円、1万7800円の2コース(複数人数なら割引あり)。

 同市には草野球チームが100チーム以上あり、観光協会の担当者は「草野球の島としての知名度を上げる取り組みを続けたい」と話している。

 全国の78企画はホームページ「日本タビカレッジ(タビカレ)」で見ることができる。

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