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USJ「ハリポタ」で魔法の世界満喫 大人気の秘密を探る
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15日に開業したUSJの新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」。入場者はバタービールを味わっていた=大阪市此花区(甘利慈撮影) テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)で、人気映画「ハリー・ポッター」の世界を再現した新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」。今月15日のオープン以来、大変な人気だ。冒険と驚きにあふれた魔法の世界。物語の世界を忠実に再現するための仕掛けが随所にちりばめられていた。(加納裕子)
魔法使いの住む村「ホグズミード村」のアーチゲートをくぐると、紅色の蒸気機関車「ホグワーツ特急」と英国人車掌が出迎えてくれた。「お勧めの食べ物はバタービール。ホグワーツ城もぜひ行ってみて」。車掌がかっぷくの良い体を揺らし、英語と日本語を交えて熱心に教えてくれる。
一番の見どころは、ハリーたちが学んだ魔法魔術学校がある「ホグワーツ城」。ひんやりとした城内に入ると、壁から怪しい物音が聞こえたり、魔法使いの銅像があったりして、魔法界に来たことを実感。物語に出てくる「動く肖像画の廊下」や教室など魔法魔術学校を巡る。
ハリーと仲間のロン、ハーマイオニーに「一緒に行こう」と誘われ、米国で3年連続「世界最高アトラクション」に選ばれた「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」へ。最新映像技術を駆使した冒険はあまりにもスリリング。城から出たときにはすっかり魔法界の一員になった気分だった。
村にあるレストラン「三本の箒(ほうき)」。物語にも出てくる老舗パブ兼宿屋で、ハリーたちが食べたものを口にすることができる。まず、車掌が勧めていた魔法界の飲み物「バタービール」を1杯。薄茶色の液体の上に泡の層があり、見た目はビールだが、ノンアルコール。濃厚な甘さに続き、炭酸のさわやかさが広がる。味わったことのない不思議な味でぐいぐい飲める。
昼食は、ハリーがホグワーツ城内で初めて食べた豪華な料理を再現した「グレート・フィースト」を試してみた。迫力あるコーンの丸焼きやスペアリブを頬張ると、ハリーと「同じ釜の飯」を食べたような親近感がわいてくる。このほか、フィッシュ・アンド・チップスやイングリッシュ・ブレックファストなどイギリス伝統の味もある。
魔法のつえ専門店「オリバンダーの店」の前で立ち止まると、女性係員が「ここでは、つえが魔法使いを選ぶんです。ぴったりのつえが見つかるでしょうか」。天井までつえの箱が積み上げられた薄暗い店内ではつえの番人が日本語と英語を織り交ぜながら、「誕生日は?」などと聞いてくる。差し出されたつえを恐る恐る振るとベルが鳴り出し、自分が魔法を使ったような演出に胸が高鳴る。
私を選んだつえはサンザシの木で作られ、不死鳥の尾羽が芯に使われたもの。番人は「このつえに選ばれた者は愛する者を全力で守り、すばらしい成功を収める」。
店の外に出ると、広場では魔法魔術学校の生徒たちによる歌やダンスのパフォーマンス。
訪れた者を幸せの魔法にかけるような工夫と演出の数々に人気の理由が分かった気がした。
USJの新エリアは総額約450億円を投入。2つのライド・アトラクションとショップ8店舗、レストラン2店舗がある。確実にエリアを楽しむには事前予約をした方がいい。問い合わせはUSJ(電)0570・20・0606。