一流大学出身で仕事ができそうだけど… もしかしたら“大人の発達障害”か?
配信元:PRESIDENT Online 更新「流通業にお勤めのある患者さんは、口八丁手八丁でお客さんに商品をすすめるのが得意。その販売実績を買われて、本社の戦略部門に大抜擢されて管理職になりました。ところが、重要な企画会議でも落ち着いて討議ができない。周囲とぶつかるようになり、上司批判や他人攻撃のメールをあちこちに発信して問題になりました」
そんな子どもっぽい行動に走る人がいる一方で、冷静に自分が管理職に向かないと自覚している人もいる。
「昇進の時期が近づくと、管理職にされないかと不安でたまらない人がいます。自分には部下の気持ちを推し量る能力などないと恐れていました」
子どものころに「○○博士」と呼ばれたタイプ
発達障害は大きく、注意欠如・多動症(ADHD)と自閉スペクトラム症(ASD)の2タイプに分類される。この名称は、2013年に発行されたアメリカ精神医学会の診断基準DSM-5に依る。
