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一流大学出身で仕事ができそうだけど… もしかしたら“大人の発達障害”か?

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一流大学出身で仕事ができそうだけど… もしかしたら“大人の発達障害”か?

配信元:PRESIDENT Online 更新

 「Aの仕事、BとCの仕事、この3つを仕上げてください。今日中に」と話したら、最後の「今日中に」が頭に残り、「今日はたくさん仕事がある!」とパニックに陥りやすい。このような場合は、「これから今日の仕事を説明します。A、B、Cと3つの仕事があって、まずAは……」と順序立てて話せば相手は重荷に感じることはない。

 聴覚情報が抜け落ちやすい人には、紙に書いて視覚情報で説明する。逆に視覚情報に弱い人は、文章を読んでも「行飛ばし」といって情報が抜け落ちることがある。紙に書いた説明を一緒に読みあわせすれば両方に対応できる。

 最後に、指示が理解できたかを確認することも重要だ。発達障害のある人に「わかった?」と聞くと、オウム返しに「わかりました」と答えがち。しかし理解したのは1~2割ということも珍しくない。そこで本人に、仕事の内容や手順を復唱させる。その場で質問を受け、さらに「午後3時から4時は質問に来ていいよ」と相談タイムを決めておくと安心する。

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