まるで「下町ロケット」みたいだ… 東芝の下請け町工場を脱して生き残る道
配信元:PRESIDENT Online 更新「シュリンク包装の機械を、食品や医薬などの世界に売り込む際、お客さんから新商品開発の苦労話などをよく聞きます。それ自体が商品PRのコンテンツになるわけです。NHKでかつて人気番組だった『プロジェクトX』のようなイメージです。映像化したものは、展示会などでも再利用できます」
さらに日本テクノロジーソリューションの社員教育強化のためにもコンテンツビジネスを利用する。「新入社員が機械を売るためには専門知識も必要だが、会社や製品をPRしませんかと言ってお客さんに入り込んでいく方が簡単」(岡田氏)という考えからだ。
このコンテンツ事業に加え、今年5月には子会社「aun(あうん)」を設立、「美と健康」をコンセプトに健康食品などの販売を新規で始めた。これも契機は、シュリンク包装の機械ビジネスにある。5年前から、機械の生産販売だけではなく、シャンプーやスキンケア製品などを自社で受託して包装する「パッケージング事業」を開始した。
