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香港で出会った1940年生まれのポート 青木冨美子

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香港で出会った1940年生まれのポート 青木冨美子

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1638年創業のKopke社の375周年を記念したポートワイン=11月8日、中国・香港(青木冨美子さん提供)  【ワインのこころ】

 11月7~9日まで開催された第6回『香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア』は香港貿易発展局が運営する最大級の催事のひとつです。期間中、70を超すイベントがありました。

 『Kopke 375 Special Edition Porto Colheita1940』は、輸入元スゲヴィヌスが主催したプレミアム・ポートワインセミナーに登場しました。

 1940年に収穫されたぶどうから造られたワインで、73年間、580リットルのオーク樽で熟成させたスペシャル版。1638年創業のKopke社の375周年を記念したポートワインです。

 口に含むと、穏やかながら凛とした酸がじんわりと広がり、そのあと、たたみかけるように凝縮したドライレーズンやハニーの味わいが! 甘味の後ろに隠れた上質な酸が長い余韻となって口中にいつまでも残っていました。時間の経過とともに複雑味も増してきますが、73年という歳月を感じさせない新鮮さがあり、驚きました。

 ポートワインは世界3大アルコール強化ワインのひとつで、産地はポルトガルです。昨今はドライなワインが主流ですが、歴史ある甘口ワインは味わう価値十分です。普段体験できない古酒との出会いも香港ならではのこと。『香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア』の存在意義、活用価値は高いと思います。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS

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