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言葉をしっかり聞くチャンス楽しんで KREVA 舞台「最高はひとつじゃない2014」
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ヒップホップアーティストのKREVA(下段右から3人目)のもとに、音楽、演劇、声優…あらゆるジャンルからキャストが集結=2014年1月14日(津川綾子撮影) ヒップホップアーティストのKREVA(37)が音楽監督を務め2011年に初演した音楽劇「最高はひとつじゃない」が、内容・キャストを増強し、1月28日からシアタークリエ(東京)で再演される。今回も音楽監督を務め、ストーリーテラーとなる「黒紳士」役で舞台にも立つKREVAは「(初演時は)舞台に風穴を開けるとしたが、それにしては(公演)回数が少なかった。今回はさらにシャープにとがって、回数を重ね、風穴を開けたい」と意気込む。
その意気込みをかなえるため、再演版「最高はひとつじゃない2014」は9公演と、初演より公演数を倍増。「スタート」「Tonight」の2曲を新たに加え、不動の人気ナンバーである「基準」や「音色」など、KREVAの楽曲35曲が、登場人物の心情や物語のメッセージを観客にまっすぐ伝える。
劇中、KREVAの楽曲からひもとかれた3つの物語(現代、近代、中世)が並列して流れる。現代の物語では、金銭的価値や人の目にとらわれて生きる令嬢ジュリ(増田有華)の前に、何も持たない清掃夫(良知真次)が現れ、ジュリは価値観を大きく揺さぶられる。どの物語にも、最高はひとつじゃない、というKREVAのメッセージが貫かれている。「ライブと違い、舞台は言葉をしっかり聞くチャンスと思って楽しんでもらいたい」。言葉遊びの機知に富む、ラップの深みを味わいたい。(津川綾子、写真も/SANKEI EXPRESS)