まず疲労について。これは間違いなく疲れる。普通に考えて３日間（前夜祭を含めれば４日間）ずっと外、宿がなければ野営場という過酷さだから、疲れないはずがない。しかし、疲れたら休めばいい。メーンステージで押し合ってモッシュするも良し、ピラミッドガーデンやストーンサークルでほろっと酔うも良し。自分次第でいくらでも楽に過ごせるのである。

　ハードルについては、やはり金銭面だろうか。チケットが高い。でも考えてみると、毎年２００組以上のアーティストが出演している。２００組の単独公演に行ったとしたら、いくらになるだろうか。そう考えると４万円ちょいなんて安く思えてくる。

　アーティストについては、フジロックに毎年来ている猛者だとしても、すべてのアーティストを知っている人はいないはずだ。洋楽邦楽を問わず、今を代表するアーティストが世界中から集まってくるから、知らないのが当たり前だと思って、自分の好きな音楽を発見してほしい。

　フジロックに行ってみたいな、と思った人は、今後掲載予定のフェスごはんや野営のコツもぜひ読んでほしい。（フジロッカーズ　マルヤマリョウヘイ／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）

　【ガイド】

　■ＦＵＪＩ　ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ’１４　７月２５日（金）～２７日（日）　苗場スキー場。チケット先行販売（６月１３日まで）。３日通し券４万４０００円→特別価格４万９００円。１日券１万８３００円→特別価格１万７２００円（各日とも限定１万枚）。公式サイト：ｗｗｗ．ｆｕｊｉｒｏｃｋｆｅｓｔｉｖａｌ．ｃｏｍ。公式ファンサイト：ｆｕｊｉｒｏｃｋｅｒｓ．ｏｒｇ