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もっと知りたいフジロック ボードウォークってなに?
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苗場ボードウォーク・ボランティア・キャンプの様子=2011年6月26日、新潟県南魚沼郡湯沢町(提供写真) フジロックの会場となっている苗場の森の中を縫うように伸びる道、それがボードウォークである。山の中で開催されるのだから悪路は当たり前なのだが、このボードウォークは比較的傾斜が少なく、板で舗装されているため歩きやすい。車椅子の利用者向けに作られた道だが、一般の人も通ることができる。いわゆる近道なので、毎年利用するフジロッカーも多いことだろう。ただし走ることは禁止だ。
さて、このボードウォークは、苗場に降る雪の影響でほぼ全域で毎年修繕が必要となる。この修繕を行っているのが、春秋で年間4、5回のボードウォーク・キャンプなのだ。キャンプは、「フジロックの森プロジェクト」の一環とし地元苗場地区の協力を得て行われている。
ボードウォークを通るとさまざまな演出に魅了されるが、その中で一番目立つのが、道に描かれた絵だろう。こうした絵やメッセージはボードウォーク・キャンプや地域活動などのボランティアの際に描かれている。実際のキャンプでは、朝10時ごろから、昼の休憩をはさんで、夕方くらいまで修繕活動をする。板をくぎで打ち付けていく作業が基本だが、この時に好きな絵が描けるというわけだ。
何といっても開催前のフジロック会場に入れるという特別感を味わうことができる。今年は一足先に苗場の空気を楽しんでみてはいかがだろうか。(フジロッカーズ マルヤマリョウヘイ/SANKEI EXPRESS)