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美容編 夏場のダブル乾燥 しっかり保湿

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美容編 夏場のダブル乾燥 しっかり保湿

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 【IKKOのちょっといい話 聞きたい?】

 このところ、すっかり秋のようなお天気ですね。でも、油断は禁物。7、8、9月をどう過ごすかで、今後1年間のお肌が変わっていきます。まだまだあと一カ月、気が抜けません。

 さて、8月5日掲載の回で、夏のお肌のインナードライのお話をしました。読者の方からの「夏なのに乾燥!?」という驚きの声が多かったので、今回は、もっと詳しいお話を。キーワードは「ダブル乾燥に注意!」です。

 昼と夜 太陽とエアコン

 暑い時期の肌は、2つの乾燥にさらされています。まずは、みなさんご存知の通り、日中の屋外で浴びる太陽。ちょっと外を歩くだけで、汗びっしょりになります。お肌も同じで、水分がすっかり外に出てしまうのです。これが、先日お話しした「インナードライ」という現象です。外からは気づかないので「隠れ乾燥」とも呼んでいます。日中は、こまめにミストをかけることで、乾燥をできるだけ防いでください。

 乾燥の脅威はまだまだ続きます。見過ごしてしまいがちなのが、実はエアコンによる乾燥。屋内ではもちろん、夜寝ている間もかけっぱなしにすることが多いですね。お肌にはよくありませんが、エアコンをかけないとそれこそ体が脱水症状になってしまいますから。こうして、夜寝ている間にもどんどんお肌から水分が奪われていくのですが、朝起きると寝汗をかいているので、お肌がしっとりしているように勘違いしてしまう。

 こうして、昼と夜、太陽とエアコンの「ダブル乾燥」によって、お肌がカラカラになってしまうのが、この時期の恐怖なのです。

 夜寝ている間の乾燥を防ぐため、私は夏でも加湿器をかけています。通常の加湿器では水分の粒子が細かくなく、お肌から水分を奪いはしないけれど、それ以上入っていくわけではないので、保湿にはならない。ですので、使うのはナノ系の加湿器。それも、どちらに寝返りを打っても大丈夫なように、枕元の左右に置いているほどです。

 それから、仕事柄、ロケなどでホテルに泊まることが多いのですが、エアコンがよく効いていて乾燥しがちです。そういったときは必ず加湿器を入れてもらうようにしています。もし手配できない場合は、お風呂に熱いお湯(水ではダメ!)をたっぷり張り、ドアを開けて空気が潤うようにしています。さらには、バスタオルを濡らして、室内にかけておくこともありますね。

 飛行機も乾燥しやすいので、鼻と頬、口元を覆うような大きめのマスクを必ずつけています。クリーム、化粧水、ミストも小さな容器に入れて携帯しています。

 手のひら全体で

 そうそう、クリームや化粧水の塗り方も肝心ですよ。これは私論ですが、メークアップアーティストの腕前は、化粧水の塗り方で分かると思っています。指先だけで細かくはたくのはNG。手のひら全体でゆっくりと圧をかけながらなじませるのです。

 その後に、細かいピアノタッチで化粧水を肌に入れていくのはありですね。手のひら全体を使うのは、「化粧水が手のひらに吸われてもったいない」という声もありますが、手のひらがやわらかくなるならそれでもOKだと思うのです。手のひらが硬いと、肌もそれに負けじと堅くなってしまうから。やわらかい手のひらが美肌を決めるのです。家事などをするときは、ゴム手袋をして、手のひらをいたわってあげてくださいね。

 愛を込めて IKKO(美容家 IKKO/SANKEI EXPRESS

 ■いっこー 女性誌をはじめ、テレビ・CM・舞台などのヘアメークを通じ、「女優メイクIKKO」を確立。その後、美容家・タレントとして活動。最近では、コスメをはじめ、多くの女性の美に対するプロデュース業にも注目が集まる。

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