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【佐藤真海のパラリンピアン・ライフ】わが子と迎える「東京大会」

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【佐藤真海のパラリンピアン・ライフ】わが子と迎える「東京大会」

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 本の中では、妊娠中に変化していく体に合わせたトレーニング内容の工夫のほか、水分や栄養補給方法などについても細かなアドバイスが記されています。何がよくて何がダメなのか。妊婦アスリートとしての心配や葛藤もありましたが、経験したアスリートや医師の話を読むことはとても参考になります。何よりアスリートは身体の声に耳を傾けることに慣れているので、私も日々の体調や身体の変化に応じて調整しています。心がけているのは、追い込みたくなる一歩手前で止めて無理をしないことです。

 可能性備え柔軟に

 日頃から医師や助産師さんに相談し、毎週のようにトレーナーさんと一緒に赤ちゃんに負担のかからないトレーニングを行っています。夫も体を動かすことが大好きなので、週末は一緒に走ったりジムに行ったりしています。先日の新婚旅行中も毎日一緒にスポーツ三昧でした。

 スポーツの効能は身体を鍛えるばかりではありません。安静にだけしていると母になることへの不安が出てきたり、体形の変化に落ち込んだりしてしまうこともあるのですが、やはりスポーツはどんな時でも私の支えのようで、体を動かすと前向きになれます。私の場合、軽く汗を流すことでつわりも軽減しました。

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