【田中大貴アナの「すぽると!」こぼれ話】間近に感じた上原投手のすごみ
更新「逆境を乗り越えて」
上原さんが立ち上がってくれたことで始まった「恩返し夢教室」は、昨年11月に3回目が行われました。被災地の子供たちを思う「アスリートの輪」は広がり、同じくメジャーで活躍する川崎宗則選手らもプロジェクトに参加してくれています。「逆境を乗り越えてもらいたい」。そんな上原さんの強い思いが、子供たちを未来へと導く大きな力となったのです。
石巻で行われた3回目の野球教室には、目を輝かせた子供たち150人が参加しました。登場したのは上原さんだけではありません。巨人時代からの盟友、高橋由伸選手が同級生の上原さんの思いに賛同し、急遽(きゅうきょ)、駆けつけてくれたのです。
2人にとっても、心の通じ合う戦友との再会は、特別なものに見えました。「由伸、来てくれたか。久しぶりやな~」と控室で高橋さんと抱き合う上原さんは本当にうれしそうでした。2人の会話を聞くと、選手同士という枠を超えて人間として認め合う、尊敬し合う関係なんだと理解できます。


