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【男子テニス】「頭が疲れていた」 錦織、マリー攻略できず

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【男子テニス】「頭が疲れていた」 錦織、マリー攻略できず

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男子シングルス準決勝で最後のショットを打ち損じ、うなだれる錦織圭(にしこり・けい)=2015年5月9日、スペイン・首都マドリード(共同)  テニスのマドリード・オープンは9日、マドリードで行われ、男子シングルス準決勝で世界ランキング5位の第4シード、錦織圭(にしこり・けい、日清食品)は世界3位の第2シード、アンディ・マリー(英国)に3-6、4-6で敗れ、2年連続の決勝進出はならなかった。10日の決勝は3連覇を目指す第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)とA・マリーが対戦する。女子の決勝はペトラ・クビトバ(チェコ)がスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)に6-1、6-2で快勝し、ツアー通算16勝目を挙げた。

 最後はフォアの打ち損じがネットに掛かり、錦織はうなだれた。得意のリターンに苦しんでA・マリーの緩急をつけた多彩なサーブを攻略できず、反撃の糸口をつかめなかった。4連戦の疲労も重なり「体というよりは頭が疲れていた。ミスが多すぎた」とクレーコート今季9戦目での初黒星を受け止めた。

 カウンターの名手といわれる相手の鉄壁の守備にも手を焼いた。第1セットからサービスゲームを簡単にキープできず「常にプレッシャーをかけられた」。3-3の第7ゲームで第2サーブを狙い打ちされ、最初にブレークを許すと、堅実なバックハンドでもミスが相次いで流れを失った。

 昨季は年間成績上位8人によるATPツアー・ファイナルでA・マリーから初勝利を挙げたが、球足が遅いクレーは初対戦。第2セットは1-1の第3ゲームで息詰まるラリーからドロップショットがさえて初ブレークに成功しながら、直後に奪い返されたのも響いた。独特の間合いと駆け引きでも揺さぶられ「相手がうまかったとしか言いようがない」と完敗を認めた。(共同/SANKEI EXPRESS

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