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【男子テニス】錦織4強ならず 前回王者に0-3
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スタニスラフ・ワウリンカ(スイス)との準々決勝でボールに食らいつく錦織圭(にしこり・けい)=2015年1月28日、オーストラリア・メルボルン(ロイター) テニスの全豪オープン第10日は28日、メルボルンで行われ、シングルス準々決勝で男子第5シードの錦織圭(にしこり・けい、日清食品)は、第4シードで前回王者のスタニスラス・ワウリンカ(スイス)に3ー6、4-6、6-7でストレート負けし、日本男子で83年ぶりの準決勝進出はならなかった。
世界ランキング5位の錦織は、世界4位の相手の高速サーブと強烈なバックハンドに苦しめられた。第2セット以降は積極的にネットプレーを仕掛けたが、流れを変えることはできなかった。
第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)にストレート勝ちし、2年ぶりの4強入り。女子は19歳のマディソン・キーズと第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(ともに米国)が4強入りした。
流れをつかみきれないまま、4強への道は閉ざされた。前回王者の圧力を前に、錦織は本来の攻撃的なテニスを展開できなかった。最後はサービスエースを決められ、しばらく顔を上げられなかった。「どうしたらいいのか、見えてこなかった。いいプレーが出るのが遅かった」と悔しさをあらわにした。
ワウリンカには準優勝した昨年の全米オープンでは競り勝った。だが、強さと速さ、深さを兼ね備えたこの日のショットは想像以上だった。片手バックハンドの角度あるクロスに対応しようとするうちに、ストレートを決められた。調子が悪い中で打ち急いだ錦織はミスを連発した。
第2セット途中からは「事前に考えていなかった」というサーブアンドボレーで主導権を握る場面をつくった。ただ、これは得意のベースラインからの打ち合いで優位に立てなかったことの裏返しでもあった。決定打の数はワウリンカの半分の23本。第3セットは第2ゲームで初めてブレークしたが、直後のサービスゲームを落とす展開の悪さも重なった。
第3セットのタイブレーク。1-6から追い付きながら、ドロップショットをネットにかけた。痛恨のミスでマッチポイントを握られ、しばらく座り込んだ。「精神的につらかった。流れが変わる可能性はあった」と明かした。
第5シードとして臨んだ舞台で「ベスト8は満足できる結果ではない」。無念を胸に日本人初の四大大会制覇へ再び歩み出す。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪「最初からプレッシャーかけられた」≫
4強入りを果たせなかった錦織はやや疲れた表情だった。
――昨年の全米オープン準々決勝で対戦したときと比べて相手の違いは
「明らかにサーブが良かった。読めなかった。ストロークも最初から押されてプレッシャーをかけられた」
――どういうストローク戦をしたかったか
「どんどん前にいきたかったが、踏み込んで打てなかった。速い展開に持っていけなかった」
――第5シードでプレーすることによる違いはあったか
「なくはないが、しっかり強い気持ちを持ってやれていた。そこまで問題はなかった」
――体力面は
「100%とはいかなかった。四大大会の大変さはより感じた」
――第3セットのタイブレークで放ったドロップショットの選択は
「あれが一番悔しいが、間違っていない」
――タイブレークで追いつきながら、制することができなかった
「1ポイントごとに自信がついてきて打っていった。あの流れで取り切れなかったのがすごく悔やまれる」(共同/SANKEI EXPRESS)